「雨の日に滑りやすいな…」
「お気に入りのニューバランス576、ソールがすり減ってきた…」
そんな風に感じたことはありませんか?
スニーカーは見た目が綺麗でも、ソールが摩耗してしまうと突然滑って転倒するリスクが高まります。
特に梅雨や秋雨のシーズンは要注意。
今回は、長年人気を誇る ニューバランス576 の修理事例をご紹介。純正ソールの代替として ビブラムソール を使ったオールソール交換により、「滑らない快適スニーカー」へと生まれ変わらせました。
ニューバランス576とは?
ニューバランス576は、1988年に登場した名作モデル。
クラシカルな見た目とENCAPミッドソールによるクッション性で、今なおファンが多い一足です。
- スエード×メッシュのアッパー
- やや広めのフォルムで快適な履き心地
- 履きやすさと安定感を兼ね備えたデザイン
その普遍的な魅力から、タウンユースから旅行まで幅広いシーンで活躍します。

滑りやすくなる原因とは?
スニーカーが滑るようになる主な原因は、ソールの摩耗です。
特に雨の日や濡れた床では、すり減ったソールではグリップ力が大幅に低下します。
☑ よくある症状
靴底がツルツルに削れている
底にヒビ割れがある
フラットに近くなり地面との接地面が不安定
こういった状態は、雨の日のタイル床や濡れたアスファルトで簡単に滑ってしまい、転倒リスクが高く非常に危険。
「滑るかも?」と感じたら早めのソール交換をおすすめします。
今回の修理:オールソール交換
今回お預かりしたニューバランス576は、アウトソールが摩耗して滑りやすくなっていた状態でした。
純正ソールの入手が困難なため、代わりに信頼性の高いビブラム2002ソールを使用して修理しました。
✅ 修理の流れ
元のソールをすべて取り外す
ミッドソールの接着面を整える
ビブラム2002ソールを接着・圧着
コバ(ふち回り)の仕上げ処理
見た目は変わっても、履き心地や重さのバランスは可能な限り維持するよう調整しています。

ビブラムソールとは?純正にない魅力
ビブラム(Vibram)は、イタリア発の高性能ソールメーカー。
登山靴・ワークブーツなどにも使われており、耐久性・グリップ性ともに抜群です。
ビブラムの魅力
高い耐摩耗性で長持ち
雨天時でも滑りにくいグリップ力
様々な形状・厚さのバリエーションがある
純正ソールにこだわらず、ビブラムを使うことで逆に機能性がアップすることもあります。
今回のニューバランス576も、滑りにくく、耐久性のあるスニーカーに生まれ変わりました。
仕上がりと履き心地
修理後のスニーカーは、見た目にも自然な仕上がりで、新品同様のグリップ力が復活。
「雨の日でも安心して履けるようになった」
「お気に入りのデザインはそのまま、性能がアップして嬉しい」
と、修理後の評価も上々です。
ニューバランスの選び方・人気モデル紹介
ニューバランスは「1000番台」や「復刻モデル」など、多彩なラインナップがあります。
用途やスタイルに合わせて、最適な1足を選びましょう。
人気モデル一覧
- 574:定番のカジュアルモデル
- 996:細身でスタイリッシュ
- 990:ランナー向け高機能モデル
- 1300:高級感ある素材と完成度
- 1700・2002R:ボリューム感ある厚底モデル
サイズ展開
ニューバランスは、ウィズ(足幅)も選べるのが強み。
公式オンラインでは、27.5cm以上の展開も充実しています。
購入先
公式オンラインストア
Amazon/楽天など通販サイト
ABCマートやセレクトショップ
まとめ|滑る前に靴底チェックを!
ニューバランス576は、履き心地の良さとデザイン性で長く使いたくなるモデル。
ですが、ソールの摩耗には要注意!
「滑るな…」と感じたら、それはオールソール交換のサインです。
今回のように、ビブラムソールでの修理なら、性能も向上してさらに快適に。
「まだ履ける」と思っても、早めの修理で安全と快適を両立させましょう。