ブーツの弱点「ファスナー故障」
秋冬の定番アイテムといえば、やっぱりブーツ。
「紳士靴の重厚感」と「ブーツならではの存在感」で、足元を一気に引き締めてくれます。
しかし、意外と多いトラブルが ファスナーの破損。
「務歯(むしば)が飛んだ」「スライダーが閉まらない」「持ち手が折れた」など、症状はさまざまです。
今回は、サイドジップ付きの紳士ブーツの ファスナー交換修理 をご紹介します。
ファスナーが壊れる原因とは?
ブーツは革も丈夫で長持ちする一方、ファスナーは消耗品。
主な故障原因
- 勤務歯(レール部分)の欠け・破損
- スライダーの摩耗による閉じ不良
- 引き手の破損
- 無理な力による歪み
特に金属製ファスナーは強度が高い反面、ひとつ務歯が欠けると全体が噛み合わなくなり、閉じなくなってしまいます。
今回の修理事例
お預かりしたのは、サイドジップ仕様の紳士ブーツ。
修理前の状態
- ファスナー務歯が1つ欠損
- 閉めても途中で開いてしまう
- 見た目の高級感に対し、機能が損なわれていた
修理内容
- 古いファスナーを丁寧に取り外す
- 新しい金属ファスナーを縫い直し
- 両側の革を整えながら再固定
- 引き手部分を補強し仕上げ
結果、新品同様にスムーズな開閉ができるようになりました。
修理が必要になるサイン
☑ ファスナーが途中で止まる
☑ 力を入れないと閉まらない
☑ 閉じても勝手に開く
☑ 勤務歯が欠けている
ひとつでも当てはまれば、交換修理を検討しましょう。
修理のメリット
- ブーツを買い替えるより安価
- 愛着のある一足をそのまま使える
- 見た目の印象も損なわない
革自体が丈夫なブーツは、ファスナー交換だけでさらに数年愛用できます。
修理が難しいケース
- 革自体が破れている
- 縫製部分が劣化している
- ファスナー周りの革が固く変形している
ただし「難しい」と思っても、実際には修理可能な場合もあります。ぜひ専門店へご相談ください。
修理費用・納期の目安
修理内容 | 費用(税込) | 納期 |
---|---|---|
ブーツファスナー交換(片足) | ¥6,600〜 | 約2〜3週間 |
ブーツファスナー交換(両足) | ¥13,200〜 | 約2〜3週間 |
スライダー交換のみ | ¥2,200〜 | 約3〜5日 |
※納期は店舗の混雑状況やファスナーの種類により前後します。
お客様の声
- 「閉まらなくて困っていたけど、新品みたいに直って感動!」
- 「お気に入りのブーツを捨てずに済んで嬉しい」
- 「修理後は開閉がスムーズで、むしろ買った時より快適」
👑 人気のブーツブランドランキング
当店で修理の多いブランドをランキング形式でご紹介します。
1位:RED WING(レッドウイング)
2位:Dr.Martens(ドクターマーチン)
3位:REGAL(リーガル)
4位:Clarks(クラークス)
5位:Timberland(ティンバーランド)
特にサイドジップ付きモデルやレースアップ+ジップ併用モデルは、ファスナートラブルが多い傾向にあります。
FAQ|よくある質問
Q. ファスナーは純正品に交換できますか?
A. ブランドによっては純正調達が難しいため、基本的には汎用の高品質ファスナーで対応します。見た目や機能に大きな差はありません。
Q. 修理中にブーツを履けなくなるのが不便です。
A. スライダー交換など簡易修理なら数日で完了する場合もあります。
まとめ|ファスナー交換でブーツはまだまだ履ける
革のブーツは何年も履けますが、ファスナーは消耗品。
「閉まらない」「開いてしまう」と感じたら、交換のサインです。
お預かり期間は2〜3週間ですが、愛着あるブーツを新品同様に蘇らせることができます。
ぜひ早めの修理で、秋冬のブーツライフを快適に楽しんでください。