「内装がベタつく」「ポケットがボロボロ」「口元が裂けた」──お気に入りのかばんも、内側から劣化は進みます。
でもちょっと待って!
“内装=全部交換”とは限りません。
症状や素材・構造によっては、部分補修で自然に仕上げて費用もおさえることができます。
この記事では、内装交換の基本・部分補修で済む見極めポイント・実例・料金と納期目安まで、初めてでも相談しやすい目線でまとめました。
結論:まずは「部分補修で直せるか?」を専門店に確認。全交換は最後の選択肢でもOK。
目次
体験談
今回お預かりしたのは、ショルダーバッグの内装上部が裂けたケース。
全体のライニング自体はへたりが少なく、“壊れているのは口元の一部だけ”という状態でした。
そこで、既存デザインに使われている茶系の革と同トーンを選定し、アテ革で補強。
縫製ラインも既存に合わせ、違和感のない自然な仕上がりに。
オーナー様からは「全交換覚悟だったのに助かった!」と喜んでいただけました。
作業ポイント
- 既存色とトーンを合わせた革選び
- 応力がかかる方向を読み、負荷分散する貼り・縫い
- 見た目に響かない縫製巾・コバ仕上げの最適化
解決策

- 内装交換:内布・合皮を丸ごと張り替える。ベタつき全体、粉吹き、広範囲の裂けに有効。
- 部分補修:破れやすい口元/角/ポケット口など、ピンポイントに補強。素材にハリが残る場合はとくに相性◎。
部分補修で対応しやすい条件
- 破損が局所的である
- 既存素材に自立性(ハリ)が残っている
- 縫製・当て位置を工夫すれば、見た目の自然さを保てる
技術的な裏付け
- 合皮劣化の進行は“可塑剤の移行・揮発”が主因。ベタつき+粉吹きが広域なら全交換が長期的に合理的。
- 一方、布ライニングで局所裂けのみなら、アテ革/アテ布+縫製補強で十分な耐久性を確保できるケースが多い。
- 応力集中(開閉・出し入れ・口元テンション)が読める位置に荷重の逃げ道を設計できるかが鍵。
比較表(部分補修 vs 全交換)
| 項目 | 内装部分補修 | 内装全交換 |
|---|---|---|
| 仕上がり | 自然に馴染みやすい(既存活かす) | 新品同等の統一感 |
| 耐久性 | 破損周辺は改善/広域劣化は残る | 広域劣化も一掃 |
| 価格感 | 4,400円〜で始めやすい | 22,000円〜(素材・構造で変動) |
| 納期 | 約14日 | 20〜40日 |
| 向き・不向き | 局所破れ・口元/角/ポケット | 粉吹き・ベタつきが広範囲 |
こんな方におすすめ
- 「できるだけ費用を抑えたい」「目立たず自然に直したい」
- ベタつきは無く、一部だけ破れてしまった
- 思い出の品でオリジナルの風合いを残したい
口コミ・レビュー引用(ダミー体裁)
「見た目が自然で、直したと分からないレベル。予算内で助かりました!」(ショルダーバッグ/女性)
「全交換しかないと思っていたが、部分補修で十分だった。説明も丁寧。」(ビジネスバッグ/男性)
補足Q&A
Q. どんな素材でも部分補修できますか?
A. 局所破損+素材にハリが残っていれば可能性大。広域ベタつき・粉吹きは全交換推奨。
Q. 目立ちませんか?
A. 既存と色・トーンを合わせ、縫製巾や当て位置を最適化することで自然に仕上げます。
Q. 見積だけでもOK?
A. OK。店頭・写真・郵送いずれでも対応可能です(状態により現物確認が必要な場合あり)。
まとめ
- “内装=全部交換”ではない。まずは部分補修の可否をチェック
- 局所破れなら費用を抑えつつ自然に復活できる可能性大
- 広域劣化は全交換でサラッと一掃。長期利用派に◎
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🔧 修理内容まとめ(表)
| 修理項目 | 内容 |
|---|---|
| 修理箇所 | 内装上部の破れ |
| 対応方法 | アテ革による部分補強 |
| 材料選定 | 既存デザインと色味を合わせた茶系の革 |
| 仕上がり | 自然で違和感のない見た目・強度回復 |
💰 修理費用の目安・納期
| 修理内容 | 費用(税込) | 納期目安 |
|---|---|---|
| 内装部分補修 | 4,400円〜 | 14日程度 |
| 内装全交換 | 22,000円〜(素材・構造による) | 20〜40日 |
※状態・素材で変動します。現物確認後にお見積りいたします。

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